Q1 、発達障害って、なに?

A1 、広い意味では「個性」です
発達障害は、生まれながらの脳の特徴によるものです。つまり、広い意味では「個性」ですが、周囲の人たちの理解や、その人の発達を促す支援が必要な「個性」と言えるでしょう。社会に適応できるように適切な支援が必要です。


Q2 、どうして受診を勧められるの?

A2、 診断は「支援の入口」です
能力や脳の特徴を的確に知ることで、より適切な支援が受けられるようになります。
診断があればどんな支援がどう役立つかということや、他の方への支援で上手くいった事例などが参考になります。診断は支援を進めるための「羅針盤」にもなります。

Q3、 本人には全く悪意はないのに、誤解されやすいんです・・・

A3 、本人が一番困っています
「発達障害があるか、ないか」は、すぐには見分けられません。そのため、周囲から誤解を受けやすく、本人には全く悪意がないのに、結果的にトラブルを招いてしまう・・・といったことが珍しくありません。一見、「その人のせいで、周囲の人たちが困っている」構図になりがちですが、実は「一番困っているのは本人」であり、その家族です。支援者は、この視点を忘れないようにすることが大切です。本人の苦しみがより軽くなるような支援を見つけることで、本人はもとより周囲の人たちも生活しやすくなります。